ロザンヴァロン「ユートピア的資本主義」目次

 

 

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副題 市場思想から見た近代
著者 ピエール・ロザンヴァロン
訳者 長谷俊雄
ヨミ  はせとしお
ISBN ISBN4-7720-0177-8 C0010
判型 四六判上製
頁数 296ページ
発行 1990.10.15
定価 3132円
分野 哲学・思想
在庫 品切れ


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概 要
本 書は、「市場とは何か」という思想的端緒から近代の発展を解明しようとする。その意味でアダム・スミスは市場思想を探求し、経済により政治を消滅させたは じめての理論家であり、マルクスヘーゲルによって解釈されたアダム・スミスの正当な後継者であった。しかし、マルクスの後継者たちは皮肉にも市場経済の 消滅を目論み、そして失敗した。本書は「市場」を「経済的自由主義」との関連で解明し、アダム・スミスの思想の思想の現代的意義に注目した研究である。


 


目 次
自由主義を考える
第一部 経済と市場社会
第一章 一七、一八世紀における社会成立と社会調節の問題
第二章 政治を実現するものとしての経済(市場と契約)
第三章 新しい商業、あるいは市場としての市民社会
第四章 経済の脱領土化
第五章 国民国家と市場
第二部 経済イデオロギーの変容
第六章 ペイン、ゴドウィン、ユートピア自由主義
第七章 ヘーゲル、見えざる手から理性の詭計へ
第八章 マルクス自由主義の回帰
第九章 資本主義、社会主義、経済イデオロギー