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エドウィン・ポーター、映画作品「大列車強盗」を撮影(1903)--20世紀の思想と芸術

ポーターのサイレント映画作品「大列車強盗」は、西部劇の始まりを告げる作品だが、ほとんど初めてまとまった筋での「おっかけもの」の作品である。強盗団の団長が観客に向けて銃をうつシーンが大評判になった。それ以後、たとえば美女が振り向いて、筋に関係なく観客に媚を売るシーンなどが、映画の評判を高めるために活用された。

 

大列車強盗 (1903年の映画) - Wikipedia

『大列車強盗』(だいれっしゃごうとう、The Great Train Robbery)は1903年アメリカで製作・公開されたサイレント映画である。トーマス・アルバ・エジソン率いるエジソン社が製作した作品で、監督・製作・撮影はエドウィン・S・ポーターが務めた。世界初の西部劇映画と呼ばれ、アメリカ映画では初めてといえる本格的なプロットを持った作品である。一部に着色が施されたバージョンも存在する。

 

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概要

『大列車強盗』の動画

当時の映画はワンシーンワンショット撮影が主流で、カメラも固定されていた。この作品もワンシーンワンショットで撮られ、14シーンで構成されているものの、ロケーション撮影(当時は書き割の背景によるセット撮影が主流であった)や縦の構図の利用、並行描写、パン撮影などといった映画技術が使われ、映画独特の技法を使って表現した最初の映画の一つとなった。現代では「アメリカ映画の古典」と呼ばれて映画史的に高く評価されており、1990年アメリカ国立フィルム登録簿に登録された。

1903年12月1日に公開され、大ヒットした。これを機にニッケルオデオンと呼ばれる5セントの入場料で見られる常設映画館が多く作られていった。ニッケルオデオン第1号であるペンシルベニア州の映画館が開館した時のこけら落としの上映作品がこの『大列車強盗』であった。

この映画では強盗の男が観客に向けて発砲するラストシーンが有名である。エジソン社のカタログにはこのシーンを「映画の冒頭にも最後にもつけることができる」と書かれていたという。この作品は全編遠景からのショットで描かれているが、このシーンだけ男の姿をクローズアップで映し出している。

本作は世界初の西部劇映画と呼ばれているが、近年では異論がある。その所以はそもそもこの作品が西部劇ではないということ(撮影場所が東海岸ニュージャージー州であったり、強盗映画に着想を得ている点[1]などが理由として挙げられている)、この映画の前にも『キット・カーソン』『パイオニアーズ』といった西部劇が作られていたということなどである。しかし、この作品では西部劇の基本であるカウボーイ、拳銃、馬などが登場しており、西部劇では欠かせない列車強盗を題材にしている[1]。また、この作品以前に作られていたという西部劇作品は現存していないため、この作品は初の西部劇または西部劇の元祖として認知されている。