大川正彦『マルクス : いま、コミュニズムを生きるとは? 』(12/13)

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マルクス : いま、コミュニズムを生きるとは? / 大川正彦著
東京 : 日本放送出版協会 , 2004.11. - (シリーズ・哲学のエッセンス )
大きさ 126p ; 19cm
別書名 異なりアクセスタイトル:マルクス : いまコミュニズムを生きるとは
一般注記 マルクス小伝: p113-115
読書案内: p116-123
著者標目 大川, 正彦(1965-)
件 名 BSH:マルクス カール・ハインリヒ
NDLSH:Marx Karl Heinrich(1818?1883)
分 類 NDC8:134.5
NDC9:134.53


[あらすじ]
私的所有という考えに仮借なき批判を加えたマルクス。浅薄な自己責任論が強調される今、個人主義を超える“生の技法”=コミュニズムの可能性をさぐる。

[目次]
第1章 「私的所有」の感覚を疑う(私的所有の正当化
私的所有の正当化にまつわる前提了解
集合性、あるいは集合的身体という事態 ほか)
第2章 “労働者身体”はいかにつくられるのか(資本主義社会の特徴―自然/生命とのかかわりで
わたしを取り囲んでいる社会の「ごくごく日常的な当たり前の出来事」
「巨大な」「怪物」のこと ほか)
むすびに 「集合的身体」のほうへ(『ゴータ綱領批判』における共産主義の第一段階
共産主義の第二段階
「各人はその能力に応じて、各人にはその必要に応じて!」 ほか)

 

【寸評】★★★

マルクスをそのアソシエーション論から読み解こうとする試み。危うい概念に頼りながら、細い道を進もうとする。そしてその道はときに途切れてしまう。