ダンバー「ことばの起源-猿の毛づくろい、人のゴシップ-」(8/28)

 

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書名 ことばの起源-猿の毛づくろい、人のゴシップ-
著者名 ロビン・ダンバー/著 松浦俊輔/訳 服部清美/訳
出版社 東京 青土社
出版年月 1998.11
価格 2800円
ページ数 292,28p
大きさ 20cm
原書名 Grooming,gossip and the evolution of language
ISBN 4-7917-5668-1
件名 言語-歴史
NDC9 802
NDC8 802
注記 文献:巻末p14~28
抄録 猿の集団が大きくなって毛づくろいができなくなったとき、それに代わるコミュニケーション手段として生まれたのが人間の「ゴシップ=言語」だった。生物学、人類学などの最新成果を踏まえ、ことばの進化の歴史を根底から覆す。
著者紹介 〈ロビン・ダンバー〉オックスフォード大学で哲学と心理学を専攻、ブリストル大学で心理学の博士号取得。リバプール大学教授として心理学を担当。著書に「科学がきらわれる理由」がある。

【読後評】★★★☆☆

とても面白いし読ませる。とくに人間がなぜ未熟なままの赤子で生まれてくるかの説明は秀逸。ただし「ことばの起源」ではなく、どうして言葉が必要になったかということに重点を置いている。少しあてはずれで☆一つマイナスに。でもお勧め。