書名 | トクヴィル研究-家族・宗教・国家とデモクラシー- |
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著者名 | 松本礼二/著 |
出版社 | 東京 東京大学出版会 |
出版年月 | 1991.1 |
価格 | 4800円 |
ページ数 | 198,3p |
大きさ | 22cm |
ISBN | 4-13-036058-2 |
件名 | Tocqueville,Alexis Charles Henri Maurice Cl〓rel |
目次
序章 『アメリカの民主主義』の150年
第1章 暴政と専制
第2章 トクヴィルにおける啓蒙と宗教
第3章 トクヴィルの家族観
終章 トクヴイルの世代
出版社内容情報
近年新たに注目を集めているトクヴィル.本書はその民主主義論・宗教論を詳細に検討し,従来看過されがちであった家族・女性論を彼自身の体験もふまえて分析する.また同世代の特質を探ることで,トクヴィルの思想の歴史的社会的背景も明らかにしている.
【読後評】★★★★☆
トクヴィルの思想のいくつかの側面についての研究史の概要と問題提起という点では優れている。ただし問題を提起したのちの考察はそれほど深くなく、問題提起にとどまるかのごとくである。それでも調査は深く、ゆきとどいている。トクヴィルの思想の全体像はあまりみえてこない。