『木村敏著作集 2』(9/23)
書名 | 木村敏著作集 2 |
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著者名 | 木村敏/著 |
出版社 | 東京 弘文堂 |
出版年月 | 2001.5 |
価格 | 6500円 |
ページ数 | 442p |
大きさ | 22cm |
各巻書名 | 時間と他者/アンテ・フェストゥム論 |
ISBN | 4-335-61022-X |
件名 | 精神医学 統合失調症 精神病理学 |
NDC9 | 493.7 |
NDC8 | 493.7 |
内容 | 『自己・あいだ・時間』まえがき 分裂病の時間論 時間と自己・差異と同一性 思春期病理における自己と身体 1-3 存在論的差異と精神病 1-4 内 因性精神病の人間学的理解 時間と自己 『分裂病と他者』序 あいだと時間の病理としての分裂病 他者の主体性の問題 自己と他者 離人症における他者 自己の病理と「絶対の他」 1-6 現象学的精神病理学と“主体の死” |
抄録 | 分裂病者の自己と他者の間をアンテ・フェストゥム(未来先取り性・先走り性)という時間システムとして捉え、鋭く分析した木村独自の時間論を展開。 |
【寸評】★★★★☆
木村の自選の著作集の二巻目。アンテ・フェストゥムとは「祭りの前」くらいの意味で、分裂病を意味する。この二巻目は『自己・あいだ・時間』と『分裂病と他者』が収録されている。
この時期には第一巻の自己論から、時間論への移行が顕著である。