中沢新一『狩猟と編み籠』(12/20)

f:id:ambos:20161219153111j:plain

書名 狩猟と編み籠
著者名 中沢新一/著
出版社 東京 講談社
出版年月 2008.5
価格 1900円
ページ数 325p
大きさ 20cm
シリーズ名 芸術人類学叢書 1 対称性人類学 2
ISBN 9784062147385
件名 文化人類学
NDC9 389
NDC8 389
注記 文献:p322~323
抄録 原初の宗教と映画に共通する仕組みから、イメージと精神の深いつながりを読み解く。2006年に中央大学でおこなわれた「比較宗教論」の講義をもとに書籍化。
著者紹介 〈中沢新一〉1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。多摩美術大学芸術人類学研究所所長。人類学者。「チベットモーツァルト」でサントリー学芸賞を受賞。

 

【寸評】★★★★

いかにもレヴィストロース風のタイトルだが、だまされてはいけない。映画的な思考とテレビ的な思考という二つのパターンを代表するものとなっている。初めは宗教と映画を結びつける手つきがトリッキーにみえるが、最後には納得するから不思議である。