ジャン=リュック・ナンシー
ジャン=リュック・ナンシー
ジャン=リュック・ナンシー(Jean-Luc Nancy, 1940年7月26日 - )はフランスの哲学者。フランス南西部のボルドー出身。ジャック・デリダとその脱構築の手法の強い影響を受けつつ独自の哲学を展開しており、いわゆるポスト構造主義以降のフランス現代思想の重要人物の一人と目されている。フィリップ・ラクー=ラバルトやジャン=クリストフ・バイイらとの共同研究でも知られる。
著作
単著
- La Remarque spéculative (Un bon mot de Hegel) (1973)
- Le Discours de la syncope (1975)
- Ego sum (1979)
- Le Partage des voix (1982)
- La communauté désoeuvrée (1983)
- L'Impératif catégorique (1983)
- Hypnoses, en collaboration avec Éric Michaud et Mikkel Borch-Jacobsen (1984)
- L'oubli de la philosophie (1986)
- Des lieux divins (1987)
- L'expérience de la liberté (1988)
- Cahiers confrontation 20(1989)
- Une Pensée Finie (1990)
- Le poids d'une pensée (1991)
- Corpus (1992)
- 大西雅一郎訳『共同-体(コルプス)』(松籟社, 1996年)
- Le sens du monde (1993)
- The birth to presence (1993)
- Les Muses (1994)
- Être singulier pluriel (1996)
- Hegel. L'inquiétude du négatif (1997)
- L'Intrus (2000)
- Le regard du portrait (2000)
- La pensée dérobée (2001)
- L'Evidence du film (2001)
- 上田和彦訳『映画の明らかさ――アッバス・キアロスタミ』(松籟社, 2004年)
- Visitation (2001)
- La création du monde ou la mondialisation (2002)
- Au fond des images (2003)
- 西山達也・大道寺玲央訳『イメージの奥底で』(以文社, 2006年)
- Noli me tangere (2003)
- 荻野厚志訳『私に触れるな――ノリ・メ・タンゲレ』(未來社, 2006年)
- Chroniques philosophiques (2004)
- 大西雅一郎訳『哲学的クロニクル』(現代企画室, 2005年)
- La déclosion (2005)
- Tombe de sommeil (2007)
共著
- La titre de la lettre (1973) (フィリップ・ラクー=ラバルトと共著)
- L'absolu littéraire. Théorie de la littérature du romantisme allemand (1978) (フィリップ・ラクー=ラバルトと共著)
- Le mythe nazi (1991)
- La comparution (politique à venir) (1991)
- Nus sommes. La peau des images (2003) (フェデリコ・フェラーリと共著)
- Iconographie de l'auteur (2005)
関連書籍
- ジャン=リュック・ナンシー 特集 水声通信 No.10 (水声社 2006年)
1 | 図書資料 | イメージの奥底で | ジャン=リュック・ナンシー/著 西山達也/訳 大道寺玲央/訳 | 以文社 | 2006 |
2 | 図書資料 | エゴ・スム-主体と変装-(思考の響応 4) | ジャン=リュック・ナンシー/著 庄田常勝/訳 三浦要/訳 | 朝日出版社 | 1986 |
3 | 図書資料 | 来たるべきデリダ-連続講演「追悼デリダ」の記録- | アラン・バディウ/著 スラヴォイ・ジジェク/著 ジャック・ランシエール/著 エテ | 明石書店 | 2007 |
4 | 図書資料 | サラ・コフマン讃 | F.コラン/〔ほか〕著 J‐L.ナンシー/〔ほか〕著 J.デリダ/〔ほか〕著 棚 | 未知谷 | 2005 |
5 | 図書資料 | 思考の取引-書物と書店と- | ジャン=リュック・ナンシー/〔著〕 西宮かおり/訳 | 岩波書店 | 2014 |
6 | 図書資料 | ジャッキー・デリダの墓 | 鵜飼哲/〔著〕 | みすず書房 | 2014 |
7 | 図書資料 | 自由の経験(ポイエーシス叢書 43) | ジャン=リュック・ナンシー/著 澤田直/訳 | 未來社 | 2000 |
8 | 図書資料 | 肖像の眼差し | ジャン=リュック・ナンシー/著 岡田温司/訳 長友文史/訳 | 人文書院 | 2004 |
9 | 図書資料 | 侵入者-いま〈生命〉はどこに?- | ジャン=リュック・ナンシー/著 西谷修/訳編 | 以文社 | 2000 |
10 | 図書資料 | シンポジウム 3(批評空間叢書 16) | 柄谷行人/編著 | 太田出版 | 1998 |
11 | 図書資料 | 崇高とは何か(叢書・ウニベルシタス 640) | ミシェル・ドゥギー/〔ほか著〕 梅木達郎/訳 | 法政大学出版局 | 1999 |
12 | 図書資料 | 哲学的クロニクル | ジャン=リュック・ナンシー/著 大西雅一郎/訳 | 現代企画室 | 2005 |
13 | 図書資料 | 哲学の忘却 | ジャン=リュック・ナンシー/著 大西雅一郎/訳 | 松籟社 | 2000 |
14 | 図書資料 | どのように判断するか-カントとフランス現代思想- | ジャン=フランソワ・リオタール/〔ほか〕著 宇田川博/訳 | 国文社 | 1990 |
15 | 図書資料 | 民主主義は、いま?-不可能な問いへの8つの思想的介入- | ジョルジョ・アガンベン/著 アラン・バディウ/著 ダニエル・ベンサイード/著 ウ | 以文社 | 2011 |
16 | 図書資料 | 無為の共同体-バタイユの恍惚から-(ポストモダン叢書 7) | ジャン=リュック・ナンシー/著 西谷修/訳 | 朝日出版社 | 1985 |
17 | 図書資料 | 無為の共同体-哲学を問い直す分有の思考- | ジャン=リュック・ナンシー/著 西谷修/訳 安原伸一朗/訳 | 以文社 | 2001 |
18 | 図書資料 | 私に触れるな-ノリ・メ・タンゲレ-(ポイエーシス叢書 55) | ジャン=リュック・ナンシー/著 荻野厚志/訳 | 未來社 |
2006
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