書名 |
自覚の精神病理-自分ということ- |
著者名 |
木村敏/著 |
出版社 |
東京 紀伊国屋書店 |
出版年月 |
1978 |
価格 |
1200円 |
ページ数 |
203p |
大きさ |
20cm |
件名 |
精神医学 |
NDC9 |
493.76 |
NDC8 |
493.76 |
【寸評】★★★★☆
木村の著作のスタートを切った一冊。「自覚」という語は、西田的な意味で使われている。
「わが国では西田幾多郎(きたろう)が「自覚の立場」を提唱して、この困難に挑んだ。彼によれば、主客未分の知るものと知られるものとが一つである直観的意識と、それを外側から眺める反省的意識とが内的に結合され、統一された状態、それが自覚の立場にほかならない。[野家啓一]」