奥村隆『社会学の歴史-社会という謎の系譜-1』(9/27)
書名 | 社会学の歴史-社会という謎の系譜-1 |
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著者名 | 奥村隆/著 |
出版社 | 東京 有斐閣 |
出版年月 | 2014.12 |
価格 | 1900円 |
ページ数 | 11,283p |
大きさ | 19cm |
シリーズ名 | 有斐閣アルマ Basic |
ISBN | 9784641220393 |
件名 | 社会学-歴史 |
NDC9 | 361.2 |
NDC8 | 361.2 |
注記 | 文献:p275~283 |
内容 | 第1章 「社会学」のはじまり 1 はじめに 2 社会という謎 3 オーギュスト・コント 第2章 カール・マルクス 1 はじめに 2 『資本論』へのステップ 3 資本主義という「謎」 4 マルクスのあとに 第3章 エミール・デュルケーム 1 はじめに 2 個人から社会へ 3 社会から個人へ 4 「社会の科学」から「社会の理想」へ 第4章 マックス・ヴェーバー 1 はじめに 2 近代という矛盾 3 インド/中国/ロシア 4 行為としての政治 第5章 ゲオルク・ジンメル 1 はじめに 2 近代化への診断 3 距離と貨幣 4 社会化の形式 5 社交・差異・自由 第6章 シカゴ学派とミード 1 はじめに 2 シカゴ学派の形成 3 人間生態学と都市エスノグラフィー 4 社会過程としての「私」 第7章 パーソンズとマートン 1 はじめに 2 行為理論による解答 3 システム理論による解答 4 AGIL図式 5 問題発見のための「機能」 第8章 亡命者たちの社会学 1 はじめに 2 フランクフルト学派・イン・アメリカ 3 幸福な精神分析家 4 イギリスへの亡命者たち 5 むすびにかえて |
抄録 | 社会学の成立と展開を、大学生への講義ライブというかたちで解説。1は、19世紀から20世紀にかけての西ヨーロッパと北アメリカで、独自の学問として成立、展開した様子を扱う。 |
著者紹介 | 〈奥村隆〉1961年徳島県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。立教大学社会学部教授。著書に「他者といる技法」「エリアス・暴力への問い」など。 |
【寸評】★★★★☆
呼んでみて、予想外によいので驚いた。近代における社会の誕生から始めて、社会学の主要な理論を手際よく整理していく。シュッツ以降の現代の社会学の続編を読みたいと思うのは、当然だろう。著者にはエリアス論があるのも意外で面白い。
エリアス・暴力への問い
2001/5