2016-10-09から1日間の記事一覧

プランク、量子論仮説を発表(1900)--20世紀の思想と芸術

プランクの量子論は、物理学における観察と実験という基本的な活動にかかわるものであり、現代物理学の重要な革新をもたらすことになった。五年後のアインシュタインによる相対性理論の提唱とともに、まさに20世紀の幕開けにふさわしい発見だった。 量子論 -…

フッサール、『論理学研究』を刊行(1900)--20世紀の思想と芸術

フッサールは『論理学研究』を刊行し、現象学の一歩を記した。それまでの「算術の哲学」からの大きな進歩だった。この書物で現象学者のフッサールが誕生したと言えるだろう。この『論理学研究』の第一巻は論理学の心理学主義の批判にあてられ、現象学的な考…

イギリス、ブーア戦争で勝利(1900)--20世紀の思想と芸術

イギリスはブーア戦争を遂行し、南アフリカに拠点を築いた。この戦争で得たものは大きかったが、大英帝国の限界もまた露呈された。 第一の成果は「3月13日にはオレンジ自由国の首都ブルームフォンテーンが陥落し、6月5日にはトランスヴァール共和国の首都プ…

ツェッペリン、初めての飛行船の飛行に成功(1900)--20世紀の思想と芸術

ツェッペリンは初めて飛行船を飛ばせることに成功した。すぐに落下してしまうが、軍事的な用途を見込んで開発をつづけた。資金はドイツ皇帝が与えたという。 「1880年代以降、ツェッペリンは操縦可能な気球という概念に夢中であった。彼は1874年には既に完全…

シベリウス、フィンランディアを初演(1900)--20世紀の思想と芸術

『フィンランディア』 (Finlandia) 作品26は、フィンランドの作曲家ジャン・シベリウスによって作曲された交響詩。シベリウスの作品の中でもっとも知名度が高いもののひとつである。1899年に作曲され、1900年に改訂された。 概要 『フィンランディア』が作曲…

十川幸司『来るべき精神分析のプログラム』(10/9)

書名 来るべき精神分析のプログラム 著者名 十川幸司/著 出版社 東京 講談社 出版年月 2008.10 価格 1600円 ページ数 240p 大きさ 19cm シリーズ名 講談社選書メチエ 423 ISBN 9784062584234 件名 精神分析 NDC9 146.1 ND…

ジョン・ボウルビイ『母子関係入門』(10/8)

ボウルビイ母子関係入門 / J.ボウルビイ著 ; 作田勉監訳 東京 : 星和書店 , 1981.9 出版者 東京 : 星和書店 出版年 1981.9 大きさ iv, 243p ; 20cm 別書名 原タイトル:The making & breaking of affectional bonds 一般注記 参考文献: p229-243 著者標目 *Bo…