和田秀樹『〈自己愛〉の構造-「他者」を失った若者たち』(9/30)
書名 | 〈自己愛〉の構造-「他者」を失った若者たち- |
---|---|
著者名 | 和田秀樹/著 |
出版社 | 東京 講談社 |
出版年月 | 1999.10 |
価格 | 1800円 |
ページ数 | 286p |
大きさ | 19cm |
シリーズ名 | 講談社選書メチエ 167 |
ISBN | 4-06-258167-1 |
件名 | 精神分析 ナルシシズム Kohut,Heinz |
NDC9 | 146.1 |
NDC8 | 146.1 |
注記 | 文献:p264~276 |
抄録 | 心が生涯求め続ける究極の存在とは? 「他者」なき現代人を襲う病理とは? 他者との関係性の中で「自己」の構造を捉え直し、フロイトの精神分析を塗りかえたコフートの理論を元に読み解く現代日本の病理。 |
著者紹介 | 〈和田秀樹〉1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。医学博士。精神科医。現在、川崎市幸病院精神科顧問、中央大学大学院講師。著書に「わがまま老後のすすめ」「親の自信が子供を救う!」など。 |
【寸評】★★★☆☆
叢書の性格もあってか、キャッチーなタイトルをつけているが、基本的にコフートの自己心理学の解説書である。写真がコフートから次第にフロイトに変わっていくのが巧みだ。あまり現代日本の病理はでてこないので、そのつもりで。なお著者の写真を最初のうちは見ないことをお勧めする(笑)。